痩せない人の対策

タンパク質不足は全然痩せない?タンパク質が必要な理由7選

タンパク質不足は全然痩せない?タンパク質が必要な理由7選

 

タンパク質不足で全然痩せない人はいませんか?目に見えないタンパク質、痩せない原因がタンパク質不足と気づかない人もいます。肌がカサカサする、髪がごわつく、爪が割れやすいといった症状で悩んでいる人は、タンパク質不足が原因かもしれません。ダイエットの仕方を間違えている可能性が高いです。

 

大切なたんぱく質まで過度に制限をするのは問題です。ダイエットを成功させるためにも、タンパク質の必要性を確認しておきましょう。そこで今回は「タンパク質不足は全然痩せない?タンパク質が必要な理由7選」を解説します。上手なタンパク質の取り方と合わせて参考にしてください。

 

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タンパク質が必要な理由7選

 

「タンパク質が必要な理由7選」は次のとおりです。

  1. ダイエットに必要な筋肉をつくる
  2. 筋肉の回復をサポートする
  3. 血糖値を上げにくくする
  4. ストレスやイライラを緩和する
  5. キレイに痩せられる
  6. 食べ過ぎを防いでくれる
  7. 中性脂肪の分解を助けてくれる

 

詳しく解説をします。

 

理由①ダイエットに必要な筋肉をつくる

 

タンパク質は、「筋肉」「骨」「血液」をつくる栄養素です。筋肉が不足すると基礎代謝が落ち、痩せにくい体質になります。ダイエットのために無理な食事制限を始めた人が、必要なたんぱく質まで摂取しなくなり「全然痩せない」と悩むのです。肥満のきっかけとしてよく上げられるのが筋肉の減少、基礎代謝の中でも特に多くのエネルギーが必要になります。

 

全然痩せない人は、タンパク質が不足したことで次のような状態が起きているのです。

ココに注意

  1. 筋肉が低下し基礎代謝が落ちる
  2. 基礎代謝が落ちると燃焼が減り体温が下がる
  3. 体内の熱を守るため体が脂肪をつくる

 

基礎代謝が低下することでエネルギーにならなかった摂取カロリーは脂肪になり体内に残ります。タンパク質不足は全然痩せない理由のひとつです。適量なタンパク質摂取は、ダイエット効果を上げます。筋肉を維持するためにも計算して撮り続けることが大切です。

 

理由②筋肉の回復をサポートする

 

タンパク質は、筋肉の回復をサポートする役割も持っています。回復をサポートすることで、筋肉量を増やすのです。ダイエットが続かない理由に「筋肉痛」を上げる人もいます。普段運動をしていなかった人が、ダイエットのために体を動かすことで筋肉痛が起こるのです。ひどい筋肉痛に悩まされ、以後の運動が続かずダイエットに失敗します。

 

ひどい筋肉痛の原因は「最初から飛ばしすぎたこと」と「無理な食事制限」です。筋肉の回復に必要なタンパク質を摂取していないため、筋肉痛が長く続きます。筋肉痛のメカニズムは明確ではありません。乳酸の蓄積と言われていましたが、最近は傷ついた筋肉繊維を修復する際に起こる痛みが有力と言われています。筋肉の回復をサポートするタンパク質が不足していると、筋肉痛が長引くわけです。

 

アスリートは運動後にプロテインを飲みます。プロテインは日本語でタンパク質です。アスリートがプロテインを飲む理由は運動後に分解されてしまったタンパク質を補い、筋力を低下させないことを目的としています。筋肉にはタンパク質が必要ということを、一流のアスリートが証明をしているのです。
筋肉痛がつらいからと言ってダイエットをすぐに断念する人は全然痩せません。上手に回復させるにはタンパク質が必要です。

 

理由③血糖値を上げにくくする

 

タンパク質は、ダイエットの邪魔をする血糖値の急上昇を抑える効果もあります。血糖値が急上昇をすることで太るメカニズムは次のとおりです。

  1. 体は血糖値を下げようとインスリンを過剰に分泌、ブドウ糖を肝臓や筋肉に取り込む
  2. 肝臓や筋肉などの組織内でブドウ糖をエネルギーとして利用
  3. エネルギーに利用できなかったブドウ糖は中性脂肪として蓄えられる
  4. 中性脂肪が増えるとインスリンの働きが悪くなり過剰分泌につながる
  5. 過剰分泌されたインスリンがブドウ糖を中性脂肪へと促す
  6. 繰り返すことで肥満になる

 

血糖値が急上昇をすると、インスリンが大量に分泌され脂肪を増やします。血糖値の急上昇を防ぐのも、ダイエットには必要です。
そこで活躍をするのがタンパク質、血糖値を緩やかに上げてくれる働きをします。糖質から先に食べるのではなく、タンパク質をよく噛んでから食べることで、インスリンの過剰分泌を防ぎ、中性脂肪の蓄えを防ぐのです。

 

全然痩せない人は、血糖値が急上昇をしている可能性もあります。糖質を取る前に、タンパク質を摂取し血糖値を上げにくくしましょう。

 

理由④ストレスやイライラを緩和する

 

ダイエットを失敗する要因のひとつに過剰なストレスがあげられます。タンパク質は、ストレスの緩和にも役立つ栄養素です。メンタルや免疫に関係しています。ストレスを受けると体は「心拍数」「血圧」「体温」「血糖値」を上げて対抗をするため、タンパク質が大量に消耗されるのです。ストレスを長期にわたり受け続けると、免疫が低下しウイルスと戦うことができなくなり感染症を簡単に引き起こします。強いストレスを受け続けた結果です。

 

ストレスは日々の仕事による過労や寝不足、心労によっても高まります。ストレス社会で生き続けている人に、ダイエットを始めた我慢によるストレスがプラスされることでイライラが止まらなくなるかもしれません。無謀な食事制限によるタンパク質不足もイライラする原因のひとつです。

 

タンパク質に含まれる「フェニルアラニン」や「トリプトファン」などの必須アミノ酸には、「ドーパミン」や「セロトニン」といった神経伝達物資を作る成分が含まれています。中でもドーパミンは、脳内報酬系の活性化に置いて中心的な役割を担っている脳内物質です。ストレスやイライラを緩和するなど、生活を充実させるためには絶対に必要といえます。

 

ストレスや免疫低下によりダイエットを断念する人も少なくありません。無理なダイエットを医者に止められるケースもあります。タンパク質を摂取してストレスを緩和するのはダイエットに必要です。

 

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理由⑤キレイに痩せられる

 

ダイエットにタンパク質が必要な理由は、キレイに痩せられるからです。タンパク質不足は、食事を制限することで発生します。食事を制限しタンパク質を取らないとキレイにやせることができません。人の体は水分で成り立っていることは有名ですが、残りのほとんどはタンパク質で構成されています。人の体の約20%はタンパク質です。

 

タンパク質

  • 筋肉
  • 血液

 

上記のすべてがタンパク質で構成されているのです。

 

痩せた体に筋肉がないと見た目が美しくありません。その他「肌」「髪」「爪」は、すべて美容に関係します。タンパク質不足になると髪や肌がつくり変えられなくなり、第一印象が疲れたよう姿に見えるのです。例え痩せたとしても本当にダイエットが成功したと言える状態でしょうか。目的にもよりますが、多くの人が成功とは言えないことでしょう。

 

キレイに痩せるためには、人の体をつくるタンパク質が必要です。タンパク質不足で痩せると、結果的にダイエットが失敗したように見える可能性があります。

 

理由⑥食べ過ぎを防いでくれる

 

タンパク質は、ダイエットの大敵である「食べ過ぎ」を防いでくれる役割を持っています。消化器官ホルモンの「コレシストキニン」はタンパク質を取ることによって分泌され、脳内の食欲中枢に働きかけると言われているペプチドホルモンです。

 

ココがポイント

  • たんぱく質を食べると小腸でコレシストキニンが分泌される
  • コレシストキニンが脳内満腹中枢を興奮させ満腹感を形成
  • 食事行動を終わらせる指示をだす

 

大食いをするとき「満腹中枢が働く前に食べ終わる」と意気込む人をみたことはありませんか?コレシストキニンは、食事を開始から20分程度で満腹感を形成します。よく噛んでゆっくり食べると太らない理由には、タンパク質が脳に働きかけてくれるおかげも含まれているのです。

 

タンパク質不足だと、満腹感がなかなか現れないので食べ過ぎを起こし全然痩せないかもしれません。食事量が足りないという欲求が生まれると、必要以上に食べてしまいます。ダイエットが成功するわけがありません。満腹感の形成を助けるタンパク質はダイエットに必要です。

 

理由⑦中性脂肪の分解を助けてくれる

 

タンパク質には、リポタンパク質リパーゼを活性化させ中性脂肪の分解を助ける効果もあります。

 

全然痩せない人は、中性脂肪が多すぎる可能性が高いです。中性脂肪は、体にエネルギーを貯蔵する役割を持っているのである程度は必要ですが、多すぎると生活習慣病のリスクも伴います。ダイエットをする人は、多すぎる中性脂肪を正常に戻すのが目的です。リポタンパク質リパーゼは中性脂肪を分解する脂質分解酵素、脂肪酸を生成しエネルギー減として消費されます。タンパク質は、その働きを活性化させるのです。

 

タンパク質不足にならないための上手な取り方

 

タンパク質が必要な理由を解説しましたが、取り過ぎも体によくはありません。過剰に摂取をすると、余ったタンパク質を外にだそうとして腎臓に負担がかかるのも危険です。中には尿道結石を発症させる人もいます。さらに、タンパク質を取り過ぎるということは、カロリーも増える可能性が高いです。接種カロリーが高くなれば全然痩せません。上手に取る工夫が必要です。

 

タンパク質の必要量を把握する

 

先ほど説明をしたとおり、タンパク質を取り過ぎると体に負担がかかります。適切な量を把握して、毎日取ることが大切です。タンパク質の必要量は人によって異なります。

  1. 性別
  2. 年齢
  3. 活動量
  4. 妊婦及び授乳婦

 

成人男性は1日に60グラム程度、成人女性は1日に50グラム程度が目安です。摂取エネルギーの15%から20%が理想と言われています。タンパク質の必要量は、毎日の過ごし方でも変わるので注意をしましょう。外回りで歩くことの多い営業マンと、在宅ワークでパソコン作業が中心の人とでは必要量が異なります。1日中歩く人は、より多くのタンパク質が必要です。

 

計算をしながら毎日の食事で取るようにしましょう。

 

3食に分けてバランスよく摂取する

 

1日分のタンパク質を1度の食事でとるのは良くありません。まとめて摂取をすると、体内で吸収しきれなくなり、脂肪に変わる可能性が高いです。1日3回の食事をしっかりと時間を空けて取るようにしましょう。ダイエットをする人は、朝食を抜く人が多くいます。朝は卵や納豆を利用して必ず取るようにしてください。

 

動物性と植物性をバランスよく摂取する

 

タンパク質には、「動物性」と「植物性」の2種類があります。2種類のタンパク質をバランスよく摂取するのも大切です。

さらに詳しく

  • 動物性:肉や魚から取れるタンパク質
  • 植物性:大豆や小麦など植物から取れるタンパク質

 

ダイエットを始める人は、油脂を気にするあまり植物性のタンパク質だけを取るケースがよくみられます。しかし植物性のタンパク質だけではアミノ酸が足りません。アミノ酸は「臓器」「筋肉」「ホルモンや酵素」「抗体」「血液」などを作るのに重要です。過剰なカロリー摂取を気にしながら、両方のタンパク質をバランスよくとるようにしましょう。

 

プロテインを飲む

 

朝はどうしても難しいという人は、プロテインを活用しましょう。仕事の関係で朝食を手軽に済ませたい人もいるはずです。ご飯に納豆とみそ汁で十分ですが、それでも難しい人はいます。難しい人は、朝起きたあとプロテインを飲みましょう。

 

朝は、睡眠中に消費されたタンパク質を補充しなければいけません、不足したタンパク質を効率的に吸収するのにプロテインは最適です。ダイエット中は、朝の水分補給を必ずします。その際の水をプロテインに変更してください。

 

まとめ

 

「タンパク質不足は全然痩せない?タンパク質が必要な理由7選」を解説しました。タンパク質は、ダイエットに必要不可欠な栄養素です。しかし、ダイエットの仕方を間違える人は、食べない方法を選択します。食べないことで、ダイエットに必要なタンパク質まで摂取しないのです。
ある程度は痩せるかもしれませんが、一定の水準を迎えると全然痩せないことで焦ります。リバウンドをする人の多くが食べないことで太りやすい体質をつくるのです。

 

タンパク質は人の体に必要な栄養素、キレイに痩せるためには欠かせません。ただし、取り過ぎにだけは注意をしましょう。また、プロテインだけを飲めばよいというわけでもありません。他の栄養素も必要です。まずは、自分に必要なタンパク質量を確認し、バランスよく取る計画を立ててください

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